2010年11月23日火曜日

書評-「成功をめざす人に知っておいてほしいこと」⑥

だいぶ長く連載しましたが今回でおしまいです。


・本当の意味で粘り強い人は精神的・肉体的にどんなに疲労しても絶対に屈しない。猛烈な努力をすることによって成功することを予期している。彼らは常に真剣勝負を挑む。


・人はみな時に失敗する。失敗が本当に悪いものとなるのは、それをあきらめる口実に使うときだけ。


・逆境に立ち向かう姿勢を持つ。逆境は自分を見つめなおす絶好の機会。


・あなたは自分の運を作り出している。あなたは自分の決定に基づいて自分に起こることを作り出している。


・絶対に負けないという強い意志を持つ。


・逆境のときこそ基本に立ち返ることが重要だ。


・自分のビジョンに自信を持つ。失敗の原因は、目標そのものが間違っているのではなく、単にやり方がまずいことが多い。


・どのような状況であれ誠実に行動する。自分がいつも評価されていることを自覚し、今日の失敗を明日につなげるようにしなければならない。

・人生に対処するには常に前向きでなければならない。それが正しい方法だからというのではなく、それが唯一の方法だから。

・どんな努力家でも「これで成功だ」と思ったとたん、怠け癖がついてしまう恐れがある。あなたの旅が終わることはない。

・仕事であれ私生活であれ、多くの人はひたむきに努力して業績を上げたとたん、坂道を転げ落ちるように衰退する傾向がある。


・なぜあの一流企業は衰退したのか?最大の理由は成功の美酒に酔いしれたから。


・あなたは自分と一年契約を結び、それを毎年更新する必要がある。それによって怠け癖を防止し、努力を継続し、最高の自分でいられる。

・何かを成し遂げたら記録する。そして何が効果的であったのか自問自答する。

・成功して努力をやめるなら成功は災いのもととなる。

・成功を収めても常に改善に努めなければ生き残れない。


以上で、本書のまとめはおしまいです。

内容的にはまるでドラッカーの『経営者の条件』ですね。

スポーツマンが『経営者の条件』を書きなおしたような印象を受けました。