2011年8月22日月曜日

閑話休題-その場しのぎの対処法

YAHOOの記事に「誰もが陥っている“その場しのぎ症候群”の処方箋」という面白い記事が出ていました。

カリフォルニア大のR.Dボーン教授の学説に基づいて解説してるのですが、おおむね次のような話です。

1、次の項目のうち3つ以上に該当すると「その場しのぎ症候群」であるといえる。

① すべての問題を解決する時間がない
② おざなりの解決をしている
③ 問題が再発し、エスカレートしている
④ 問題の重要性よりも緊急性を優先している
⑤ 小事が大事に発展している
⑥ パフォーマンスが下がる

結構思い当たることがありますね。
それらの原因が以下のようなものであるといいます。


2、「その場しのぎ症候群」の原因

① 「その場しのぎ」でむしろ充実感を味わっており、「これで良い」との認識に陥っている
② 「その場しのぎ」が習い癖になってしまい、上司が部下に任せている中小問題に口を出す
③ 時間に追われ過ぎて、根本対策を考え実行する発想が頭から消えている。
④ 何より大きいのは「その場しのぎ」が社内的に承認されている。

3、その対策

① 問題の優先順位をつける
② 問題をグルーピングして、まとめて根本的に解決する
③ 「その場しのぎ」の行動に褒賞を与えない
④ 何が何でも「その場しのぎ症候群」を根絶するという強い意志をもつ


この説明を眺めてみるとドラッカーの意思決定論そのままであることが分かります。

ドラッカーは、多くの問題の表面的な違いにとらわれることなく、それらの根底に共通している根本的な問題に焦点を当てて解決することの必要性を指摘しています。

ですから意思決定の数は絞りに絞られるべきものであり、決定のための基準・原則を打ち立て、それに基づいて個別の問題を処理していくということを述べています。

つまり、「その場しのぎ」をしないことを求めていると言えるのです。


今回の記事を読むと、ドラッカーの意思決定論はいまだに基本原則として使えることを再認識できます。


(浅沼 宏和)