2011年9月23日金曜日

閑話休題-「笑っていいとも」の視聴率低下

ネット記事に平日お昼のTBSの「ひるおび!」の人気が高まっているという話がありました。

7月には同時間帯の民放番組の首位であったそうです。

同番組は、例えば野田首相就任時にはゲストに政治家、政治評論家他文化人を呼び、討論を行わせるなど、「主婦相手の時間帯だから」といったお茶の間をなめた姿勢がない点が評価されていました。

そこで、引き合いに出されたのがフジTVの「笑っていいとも」です。

お昼と言えば「笑っていいとも」が思い浮かぶほどの番組ですが、全盛期の80年代にはなんと視聴率27.8%を記録したほどだったそうです。

それが、現在では視聴率5%も珍しくないほど低迷しているということです。

記事では、お茶の間のニーズが「バラエティよりも情報番組を」、「報道の奥にある真実が知りたい」、「明日の日本がどうなるかを知りたい」といったものに変わっている現れであるということでした。

また、「笑っていいとも」の中で行われる、芸人のうちわ受け的な悪ふざけに受け入れられなくなっているとまとめられていました。

顧客は変わり、ニーズも変わります。顧客ニーズに合った価値提供をすることがビジネスの基本ですから、どれほど成功していてもそのモデルはいつかは陳腐化すると考えなければなりません。


(浅沼 宏和)