2011年10月10日月曜日

書評-「すべては売るために」⑤

続きです。

・市場が混乱している時こそ、損益を明確に把握すること。

・金を使ったらそれ以上に稼がなければならない。


・混乱期の投資には大きな副産物がある。商品に新たな価値を付加できるのだ。

・「なくても生きていける」商品を売るためには消費者への語りかけをやめないことだ。厳しい状況で商品が売れたということは、商品の大きな価値を消費者に認めさせたということだ。

・新商品を世に出す理由はただ一つ。儲けるためだ。


・新商品導入が自己目的化したマーケティングは怠惰なマーケティングだ。新商品は新たなカテゴリーへの長期的参入を実現するときにのみ導入すべきだ。

・新商品にはこれまでのブランドではいけない場所に到達する力がある。


・新商品が既存商品とはまったく違う何かを成し遂げられるかどうかだ。同時に既存商品の競争力を維持することも忘れてはならない。


・新商品を導入するにしろ、既存商品を定義しなおすにしろ、あなたの仕事は利益をあげることであるのを忘れてはならない。


・売上をきそうのではなく利益を競うのがビジネスである。


・「今の地位を守ろう」「ブランドの衰退を食い止めねば」などという発想はさっさと捨てる。成長こそが唯一のゴールだ。


・チャンスのある場所を探すことだ。

・マーケティングはビジネスであり、商品を作れるか、売れるか、そして消費者が買えるかを常に考えなければならない。


・商品の売れ行きに影響するさまざまなものごとを常に観察し、分析を怠らなければ必ずや成功するだろう。

・明日何をするかを常に計画しておかなければならない。

・明日は違うことをしなければならない。どれほどの成功を収めていようと過去の栄光に満足してはいけない。


・明日のことを考え、計画を立てておかなければならない。これを怠ると明日が今日になったときになんの準備もなく、のみこまれてしまうだろう。


・未来に備えなければならないのは、ものごとが変化するからである。

・変化を創りだす側と変化に翻弄される側のどちらになりたいのだろうか。


・自分の定義を変えると、その影響は競争相手のポジショニングだけではなく、顧客や顧客とのかかわり方に及ぶ。

・うまくいっていることは維持すべきだ。ただし、今後もうまくいかせるためには何かを追加しなければならない。


・何かを変えるたびに、次の変化の条件を作り出すことを忘れないようにする。

・自らの行動を変えなければ目的地には到達できない。


・これまで必要だったスキルと、次のレベルに到達するために必要なスキルは必ずしも同じではない。

・昨日の成功に頼ってはいけない。


・私はいつもビジネスの状況は今日より明日が悪くなると想定している。そのうえで悪い状況を打開する計画を立てる。

・将来の成功を確実につかむには自分自身を向上させるしかない。自分のコンセプト、自分のブランド、自分のアイディアに挑戦し続けるのだ。


・カテゴリーのリーダーは進んで自分の定義を変えることによって成功する。


・将来の成功を目指すなら、自分のビジネスの運営だけではなく、競合他社に何をさせたいかも考えなければならない。


・マーケティングにおいて勢いを生むためには、常にあなたの方から動かなければならない。

・現在の目的地に向かって努力している間に、次の目的地について考え始めなければならない。


・翌年の計画はいつごろから立て始めるべきか?今すぐだ。


・変化を余儀なくされる前に自ら変われば競争相手が追いついたと思った時にはあなたはもう別の場所にいる。




(浅沼 宏和)