ドラッカーは「まず時間から始めよ」という名言を残しています。
マネジメントは成果をあげる取り組みのことですが、現代社会では成果をあげるプロセスの「見える化」が困難です。
唯一見えるのが時間なのでここから始めるということです。
ポーターのマネジメント論は、科学的管理法の創始者であるテイラーを元にしています。
ですから当然時間重視です。
一人が年間に働く時間は普通の企業で2300~2500時間です。
これが成果の上限を定める制約です。
これより多い企業は、長時間労働による「間のび」が問題になりますし、逆に少ない場合は成果への意識の高さが問題になります。
製造業は、テイラー理論に近い業種なので結構できていますが、サービス業は緩いですね。
国際的にもそのようにいわれているようですが。
(浅沼宏和)