ビジネスマンの名刺の肩書きはほぼ職能別組織における位置づけを示しています。
営業主任、製造部課長、経理部長などがその例です。
職能別組織は成果から逆算したプロセスを段階別に再編成したものです。さらにそれがスキル別に分けられています。
こうした役職は安定性が高いものです。
毎日の業務はどんどん変化しているはずですが、毎日肩書きが変わるわけではありません。
こうした安定的部分がないと組織は崩壊してしまいますから、役職が明確であることは重要なのです。
しかし、それだけでは足りません。
職能別組織で定められた仕事は安定的ではありますが、仕事を大きくしていきながら地震を成長させるという面で弱いのです。
ドラッカーは「仕事は大きくしなければならない」といっていますが、それはビジネスパーソンの成長のために不可欠なことなのです。
(浅沼 宏和)