2012年2月18日土曜日

ドラッカーが評価した日本の難局突破能力

日本の歴史で際立った特徴となっているものが、難局における180度の方向転換の能力である。

   
                              『マネジメント』より


これはドラッカーが日本を評した言葉です。

具体的な事例として次のことをあげています。

・16世紀にキリスト教を世界で最もスムーズに受け入れたくには日本である。

・17世紀に一転してキリスト教を禁止して徹底に成功したばかりか鎖国も成し遂げている。

・19世紀半ばにまた一転して開国とキリスト教の受け入れている。

このように日本はそれまでと正反対の取り組みを成功させる能力が高いといっています。


さて、現在は難局であると思います。

ドラッカーが賞賛した我が国の能力は今回も発揮されるのでしょうか。



(浅沼宏和)