2012年3月13日火曜日

短期と長期をどう考えるか?

計画を短期計画と長期計画に分けて考えることは間違いである。

今日の行動についての計画がある。それらの計画こそ本当の計画である。

‥‥計画とは未来を考えて今日の行動のために今日、意思決定を行うことである。

したがって、どこまで先を考えるかは問題によって異なる。

  
‥‥対象期間をどう見るかが、すでに一つのリスクを伴う意思決定である。

  『マネジメント』より


長期を3年と見るか10年と見るかで計画の中身は全く違ったものになるでしょう。

「志望大学に合格するぞ!」という場合、暗黙のうちに高校3年生の終わりにそれなりの学力をつけること、せいぜいその翌年には目標を達成することが前提となっています。

ところが、会社のビジョンを実現しようとする場合、期限を切らない会社が多いのではないかと思います。

それは戦略計画の考え方からすると間違っているわけです。


(浅沼 宏和)